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インフルエンザ流行のため
富士ドライケムIMMUNO AG12
2台目を導入しました

 国立感染症研究所によるインフルエンザ流行レベルマップによると、2月第2週目より、札幌もインフルエンザ流行が警報レベルとなりました。
当クリニックにも、連日多数のインフルエンザに罹患された患者様が来院されています。
今シーズンのインフルエンザの特徴は、A型とB型が同時に流行していて、インフルエンザに特徴的な悪寒・高熱等の典型的な症状がなく、ほぼ平熱で軽度の頭痛や筋肉痛等でインフルエンザと診断される方も多くでています。
インフルエンザにかかった方はやはりワクチンを接種されていない方が圧倒的に多く、重症化のおそれもあり、そのため早期診断が重要となるのは言うまでもありません。
 従来のインフルエンザ迅速診断キットは、ウイルス量がある一定以上にならないと陽性と判定されにくく、インフルエンザに感染後12~24時間経過しないと、陰性と判定される場合が多いとされています。
 そのため当クリニックでは、開院当時より富士ドライケムIMMUNO AG1を導入して、インフルエンザの早期診断を行っております。
 富士ドライケムは富士フイルムの技術を応用して、インフルエンザウイルスに金コロイド標識に銀Agを付着させ、直径を100倍にまで拡大することで、ウイルス量が少ない発症初期でも高い検出性能を発揮します。そのため、インフルエンザ感染後約6時間でインフルエンザの診断が可能とされ、実際に発熱後かなり早い段階で診断が可能となっています。
また、自動判定のため時間管理や目視判断が不要でより精度の高い診断が可能です。
 しかし、今シーズンの大流行のため大勢の患者様が一度に来院された際、富士ドライケムが1台だと、判定までに1人約3分半~15分かかり、順番があとの患者様では結果的に判定まで長時間待つことになっていました。特にご家族複数で来院し、検査をご希望された場合、体調の悪い中待ち時間が長くなり、大変申し訳なく思っておりました。
 そこで今回富士ドライケム2台目を導入しましたので、複数の患者様の診断が一度にできるようになり、診断までの待ち時間を大幅に短縮することが可能となりました。
 インフルエンザの流行は今後もまだ当分続きそうです。また、インフルエンザは1シーズ
に複数回かかることもあります。
インフルエンザは早期診断早期治療によって、重症化を予防し症状を軽くすることが可能です。マスクの着用・手洗い・うがいという基本的な感染予防はもちろんですが、罹患した場合は早期診断が重要です。寒気・発熱・頭痛等の風邪様症状があり、“あれ?インフルエンザかな?”と思ったら、いつでも当クリニックに受診されて下さい。
 また、富士ドライケムは溶連菌・アデノウイルスの迅速診断も可能です。

H30年2月18日